2023 05.10
事業承継を諦めない!
年商3億円以下くらいの小規模な会社の社長は、
息子さんや娘さん等、親族で後を継いでくれる人がいなければ、
事業承継は諦めるしかないと思っている方がたくさんいらっしゃいます。
ですが、そんなことはありません!
M&Aによって、別な会社の子会社という形で、事業も、取引先も、
従業員も、全てそのままの状態で事業承継を行うことが可能です。
「そんなこと言ったって、うちのような小さな会社を買い取って
くれる会社なんてないのでは?」
こんな風に思われる方も少なくないでしょう。
ですが、例えば建設関係業や設備関係業等の中堅企業では、
営業力があって仕事はたくさん受注できる状況であるものの、
技術や経験を持つ現場職人さんが足りず、
せっかくの営業力を活かし切れていない
という悩みがあったりします。
このような悩みを持っている中堅企業では、数人でも技術や経験
を持つ職人さんがいれば、その職人さんはもちろん、職人さんと
昔からつながりのある協力業者のネットワーク等が、M&Aによる
買収を検討するに値する十分な魅力となります。
確かに、M&Aは、会社そのものを取引の対象とするものであり、
簡単なものではありません。
ですが、うまく弁護士等の専門家を活用していただくことで、
社長自身は大事な意思決定や判断を行いつつ、手続や各種調整、
折衝等は専門家に任せていただく、というような進め方も可能です。
親族に後継者がいないからといって、手塩にかけた会社を社会に
永続させることを諦めてしまうのはもったいないですよ!
ぜひ、考えてみてくださいね!
M&Aシニアエキスパート 弁護士 阿部 竜司