2020 05.26
早速ですが,皆さんは,ご自身の日々の時間を使うべき「優先順位」
についてどのようにお決めになられていますか?
新型コロナウイルスの影響により,普段のルーティンワークや日常業務
とは全く異なるイレギュラーな事柄に時間をとられてしまってる方も少
なくないのではないかと思います。
他方で,在宅ワークに切り替わったり,勤務先が休業状態にあるため,
ご自身も休業期間で在宅されている,という方もいらっしゃるかもしれ
ません。
いずれにしても,今までとは大きく異なる状況に身を置かれている方が
ほとんどでしょう。
せっかくですので,この期間を利用して,私からぜひ,「時間の使い方
に関する棚卸し」をおすすめしたいと思います。
具体的には,ご自身が日々時間を使っていることについて,(A)緊急
性と(B)重要性という2つの視点から,
① 緊急かつ重要なこと
② 緊急ではないが重要なこと
③ 緊急だが重要ではないこと
④ 緊急でも重要でもないこと
の4つのカテゴリーに区分けしてみる,というやり方をご提案します。
上記①~④は,具体例で表すと以下のようなものです。
① 緊急かつ重要なこと(の例)
・直近の支払義務に対応するための資金繰り
・お客様からのクレーム対応
・日々の店舗等営業,管理等
・締切りの迫っている業務(書類関係等)
② 緊急ではないが重要なこと(の例)
・経営理念の明確化(あるいは見直し)
・長期経営計画や事業計画の策定
・新規事業アイデアの具体化
・先を見据えた長期的に資金確保
・社員育成,信頼関係の増強
・勉強,スキルアップのための学習
・運動や健康管理
③ 緊急だが重要ではないこと(の例)
・多くの電話
・多くのメール
・アポなしの来客
④ 緊急でも重要でもないこと(の例)
・(リフレッシュを超えた)無計画なテレビ視聴,動画視聴,SNS等
・ただ愚痴や悪口を言い合うだけの集まり
さて,上記の具体例をご覧いただいて,皆さんが,「ここに使える時間
を増やしたい!」と感じたのはどのカテゴリーでしょうか?
おそらく,多くの方が,②「緊急ではないが重要なこと」の時間を増や
したいと感じられたのではないでしょうか?
実際,他のカテゴリー(※特に③,④)にかける時間をできるだけ減ら
し,その分を②に充てることができれば,時間当たりに得られる成果は
大きく変わります。
また,精神的にも,様々なことに“追い立てられる”ことがなくなり,
心に余裕ができて,周りの人への寛容さ等も高まりやすくなります。
③,④に使う時間を減らし,②を増やしていくために重要なポイント
については,また後日のメルマガにてお伝えしたいと思います。
「時間の使い方に関する棚卸し」,ぜひ取り組んでみてくださいね!
※リスクバスター弁護士の戦略的リスクヘッジ対策による「成長を促す企業顧問サービス」についてはこちら