2016 08.20
人生理念とは,自らの選択を決める指針である
突然ですが,皆さんは人生理念って持っていらっしゃいますか。
あるいは,経営者の方であれば,自社の理念は定めていらっしゃいますか。
人生理念とは,自分自身の考え方の基となる価値観・哲学・宗教等を総称したものです。
しかし,この定義は正直抽象的でわかりにくいですよね。
そこで,私なりに人生理念をより具体的に説明した言い回しを考えてみました。それが,「自らの選択を決める指針」です。
平たく言えば,行動指針,行動規範ということですね。
例えば,私の人生理念は,愛・開拓・五常(仁・義・礼・智・信),win-winの4つです。
私は,あらゆる行動を選択するにあたって,これらの人生理念に沿っているかを基準にしています。
「愛」は,全ての行動の根本的基軸になっています。
私は,インサイドアウトの考え方を取り入れ,自分を中心として,同心円状に,自分にとって近い存在から順番に幸福の輪を広げるという人生の目的を持っています。
そのため,自分を愛し,家族を愛し,スタッフや仲間を愛し,自分の所属組織を愛し,地域を愛し,日本を愛し,ひいては世界中のすべての人たちへと愛を広げていくために,今すべき選択は何か?と自問します。
「開拓」は,読んで字のごとく,まだ見ぬ未来を切り開くという行動指針です。
未知なる新しい価値,新しい希望を創造することで,自分や周りの人たちの幸せに貢献できると信じておりますので,新しい価値や新しい希望を創造するために今すべき選択は何か?と自問します。
「五常」は自分が目指す人格へと至るための行動規範です。
仁=人に対する思いやりを常に持ち続け,
義=原理原則に従った誠実な行い(=人の役に立つ行い)を常に心がけ,
礼=思いやりを具体的な行動で表し,
智=自らの使命を達成するための叡智を磨き続け,
信=自分の可能性を信じ,人の可能性を信じ続ける
そんな人格を作り上げるために,「五常」を掲げています。
最後にwin-winですが,これは,自分個人だけで完結するものではなく,社会共同体として,関わりを持つ全ての人が幸福になる道を貪欲に探すための行動指針です。
複数の人間が関係する事柄において,関係当事者全てがwin-winとなるために今すべき選択は何か?と自問します。
このように,人生理念という明確な行動指針があると,自分の行動選択に自信が持てるようになり,いわゆる「ブレない」自分になることができます。
また,これは私にとってものすごく大きな意味を持っているのですが,「NO」という勇気が持てるようになります。
人から頼まれごとをしたり,お誘いを受けたりするとき,断るのって気まずいですよね。
それに,頼みごとやお誘いをしてくれた相手とより深い信頼関係を築くチャンスを逸しているという側面もありますから,もったいないという感覚もあると思います。
そのため,人によっては,「頼まれたり,誘われたりしたら原則断らない。」という自己ルールを定めている方もいらっしゃるでしょう。
しかしながら,時間は有限であり,また,肉体は1つしかありません。
そうであるならば,誰しも,どうしても物事に優先順位をつけざるを得ない場面が生じるはずです。
そのような場合に,自分の行動にどのような優先順位をつけるべきかを決めるうえで重要な判断基準となるのが,まさに人生理念なのです。
コーチングのプロの方などで,人生理念を「自分軸」という言葉で表現される方もいます。
「自分らしさ」という表現も,近いのではないかと思います。
どんな表現でも良いのですが,いずれにせよ,自らの選択に自信を持ち,「ブレない」自分でいられるための行動指針を持つことは,人生を非常に有意義な方向に導いてくれます。これは断言できます。
ちなみに,企業における「経営理念」も全く同じ意味合いを持ちます。だからこそ,経営理念が全従業員に浸透しており,常に各員が理念の実践を基本として行動している会社は,長年にわたって成長を続けています(例えば,ザ・リッツカールトンホテルや,以前ご紹介した伊那食品工業など)。
ぜひ,皆さんもご自身の人生理念について思いを馳せ,できれば手帳などに書いてみてください。また,既に人生理念が定まっていらっしゃる方は,自らの行動選択において人生理念が行動指針として機能しているかについて考えてみてください。
間違いなく,人生がより充実したものになりますよ(^^)!
【関連ブログ】
『人としての「在り方」(=どんな人間でいたいか)を決めることの重要性」
https://www.ralo.jp/_wp/archives/818
【関連動画】
⇓※人生理念と類似する考え方として,「人としての在り方」についてお伝えしています。
⇓※「人生理念を追求すること=理想の自分を目指すこと」と言い換えられます。そんな「理想の自分」を考えることの重要性をお伝えしています。
あるいは,経営者の方であれば,自社の理念は定めていらっしゃいますか。
人生理念とは,自分自身の考え方の基となる価値観・哲学・宗教等を総称したものです。
しかし,この定義は正直抽象的でわかりにくいですよね。
そこで,私なりに人生理念をより具体的に説明した言い回しを考えてみました。それが,「自らの選択を決める指針」です。
平たく言えば,行動指針,行動規範ということですね。
例えば,私の人生理念は,愛・開拓・五常(仁・義・礼・智・信),win-winの4つです。
私は,あらゆる行動を選択するにあたって,これらの人生理念に沿っているかを基準にしています。
「愛」は,全ての行動の根本的基軸になっています。
私は,インサイドアウトの考え方を取り入れ,自分を中心として,同心円状に,自分にとって近い存在から順番に幸福の輪を広げるという人生の目的を持っています。
そのため,自分を愛し,家族を愛し,スタッフや仲間を愛し,自分の所属組織を愛し,地域を愛し,日本を愛し,ひいては世界中のすべての人たちへと愛を広げていくために,今すべき選択は何か?と自問します。
「開拓」は,読んで字のごとく,まだ見ぬ未来を切り開くという行動指針です。
未知なる新しい価値,新しい希望を創造することで,自分や周りの人たちの幸せに貢献できると信じておりますので,新しい価値や新しい希望を創造するために今すべき選択は何か?と自問します。
「五常」は自分が目指す人格へと至るための行動規範です。
仁=人に対する思いやりを常に持ち続け,
義=原理原則に従った誠実な行い(=人の役に立つ行い)を常に心がけ,
礼=思いやりを具体的な行動で表し,
智=自らの使命を達成するための叡智を磨き続け,
信=自分の可能性を信じ,人の可能性を信じ続ける
そんな人格を作り上げるために,「五常」を掲げています。
最後にwin-winですが,これは,自分個人だけで完結するものではなく,社会共同体として,関わりを持つ全ての人が幸福になる道を貪欲に探すための行動指針です。
複数の人間が関係する事柄において,関係当事者全てがwin-winとなるために今すべき選択は何か?と自問します。
このように,人生理念という明確な行動指針があると,自分の行動選択に自信が持てるようになり,いわゆる「ブレない」自分になることができます。
また,これは私にとってものすごく大きな意味を持っているのですが,「NO」という勇気が持てるようになります。
人から頼まれごとをしたり,お誘いを受けたりするとき,断るのって気まずいですよね。
それに,頼みごとやお誘いをしてくれた相手とより深い信頼関係を築くチャンスを逸しているという側面もありますから,もったいないという感覚もあると思います。
そのため,人によっては,「頼まれたり,誘われたりしたら原則断らない。」という自己ルールを定めている方もいらっしゃるでしょう。
しかしながら,時間は有限であり,また,肉体は1つしかありません。
そうであるならば,誰しも,どうしても物事に優先順位をつけざるを得ない場面が生じるはずです。
そのような場合に,自分の行動にどのような優先順位をつけるべきかを決めるうえで重要な判断基準となるのが,まさに人生理念なのです。
コーチングのプロの方などで,人生理念を「自分軸」という言葉で表現される方もいます。
「自分らしさ」という表現も,近いのではないかと思います。
どんな表現でも良いのですが,いずれにせよ,自らの選択に自信を持ち,「ブレない」自分でいられるための行動指針を持つことは,人生を非常に有意義な方向に導いてくれます。これは断言できます。
ちなみに,企業における「経営理念」も全く同じ意味合いを持ちます。だからこそ,経営理念が全従業員に浸透しており,常に各員が理念の実践を基本として行動している会社は,長年にわたって成長を続けています(例えば,ザ・リッツカールトンホテルや,以前ご紹介した伊那食品工業など)。
ぜひ,皆さんもご自身の人生理念について思いを馳せ,できれば手帳などに書いてみてください。また,既に人生理念が定まっていらっしゃる方は,自らの行動選択において人生理念が行動指針として機能しているかについて考えてみてください。
間違いなく,人生がより充実したものになりますよ(^^)!
【関連ブログ】
『人としての「在り方」(=どんな人間でいたいか)を決めることの重要性」
https://www.ralo.jp/_wp/archives/818
【関連動画】
⇓※人生理念と類似する考え方として,「人としての在り方」についてお伝えしています。
⇓※「人生理念を追求すること=理想の自分を目指すこと」と言い換えられます。そんな「理想の自分」を考えることの重要性をお伝えしています。