2016 06.21
正論が通らない相手に対して行動の改善を促す方法
皆さんは,自分は明らかに間違ったことを言っていないのに(=正論を言っているのに),相手がそれをきちんと理解してくれなかったり,逆に反発されたりして不快な思いをしたことはありませんか。
かく言う私も,以前はしばしばそういう経験をしていました(苦笑)。
さて,今日は,そんな「正論の通らない相手」に対して,どうやって正論を理解させ,行動を改善してもらうか,ということにフォーカスしてみたいと思います。
早速ですが,誰かの問題行動を発見した時に,以下のような行動をとっていることはありませんか?
1,「あなたのやっていることはおかしい。間違っている。」と非難したり,責めたりする
2,「どうして〇〇なことをしてるんですか。」「どうして〇〇しないんですか。」と詰問する
3,行動の理由の聴取や弁明の機会等を与えずに罰する
さて,これらの行動によって,相手は考えを改めて,しっかりと行動改善をし,その後のあなたとの関係も良好になったでしょうか。
おそらく,多くの方は,そうはならず,「あいつほんと話がわからないやつだな。ダメだこれは。」と匙を投げられたのではないでしょうか。
実際,こちらがどんなアプローチをしても行動を改善しようとしないという人も中にはいます。そういう人について匙を投げるのは致し方ないでしょう。
しかし,上記の3つのような手法とは異なるアプローチを行うことにより,行動改善を促すことができる場合も少なくないはずです。
具体的には,以下のようなアプローチを試してみましょう。
1,その人の言い分を,その人が「十分自分の話を理解してもらった。」と思えるまでとことん聴くこと(=傾聴)
⇒重要なのは,相手が満足するまでとことん聴くことです。もちろん,大した理由もなく悪ふざけで問題行動をしていたり,単に短期的欲求を満たしたいがために問題行動をしているケースも多々ありますが,そういう人は,何かしら日々の生活において5つの欲求(※過去記事参照)のいずれかが満たされていないために,そのような行動に出ます。その情報を得ることが重要です。また,傾聴そのものが,相手のこちらに対する信頼度を高めるので,自然とこちらの話に耳を傾けてくれるようになります。
2,傾聴により得られた情報を基に(あるいはそれ以外の手段により得られた情報を基に)相手の欲求充足のフォローをする。
⇒その人の抱えている問題を一緒に解決しようとすることが効果的です。これも,実際に相手の問題を即座に解決できないとしても,相手のこちらに対する信頼度が高まるため,いずれにしても「相手の行動改善を促す」という目的の達成には効果性があります。
3,(そもそも自分にはまともに話もしようとしない相手であれば)相手が話をする気になる別な人とチームを組み,その人に上記1や2をやってもらう。
⇒「今さら『話を聞かせてくれ』と言っても,相手は何も話そうとしないんです・・・」という状況の場合は,これが効果的です。
お気づきになられた方もいらっしゃるかと思いますが,結局は,人間関係を破壊する習慣を使わずに,良好にする習慣(※詳しくはこちら)を使ってアプローチをするということが最重要ポイントなわけです。
さて,ここまでお読みいただいた方の中には,「そもそも問題行動をする方が悪いのに,なぜわざわざこっちがそんなに気を使ってやらなきゃならないんだ。」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
そのような考えがおかしいとは私も思いません。結局は費用対効果の問題です。
つまり,あなたの目的・目標の達成に向けて,その人の行動改善を促すために尽力することが第1象限(緊急かつ重要)ないしは第2象限(緊急ではないが重要)なのであれば,それだけのコスト(=労力)をかける意味があるといえるでしょう。
逆に,第3象限(緊急だが重要ではない)ないしは第4象限(緊急でも重要でもない)に当てはまるのであれば,目的・目標達成との関係で費用対効果が悪い(=割に合わない)といえるのでしょうから,無理にその人の行動改善を促す必要はないでしょう。
と,説明するのはさほど難しいことではありませんが,以上のようなことを実際に全て自分1人で考え,具体的な打ち手を計画し,実行するのは相当大変な作業です。
そんな時は,ぜひ私を活用してくださいね。
具体的な打ち手を一緒に考えることはもちろんですが,必要であれば私が相手の方とお話しするということが効果的なケースもあります。
それに,外部の専門家に相談するだけでも,かなり気持ちが楽になったり,勇気が湧いてきたりすることも少なくありません。
悩んでいる時間そのものがもったいないですから,使えるものは何でも使っちゃいましょう!!
かく言う私も,以前はしばしばそういう経験をしていました(苦笑)。
さて,今日は,そんな「正論の通らない相手」に対して,どうやって正論を理解させ,行動を改善してもらうか,ということにフォーカスしてみたいと思います。
早速ですが,誰かの問題行動を発見した時に,以下のような行動をとっていることはありませんか?
1,「あなたのやっていることはおかしい。間違っている。」と非難したり,責めたりする
2,「どうして〇〇なことをしてるんですか。」「どうして〇〇しないんですか。」と詰問する
3,行動の理由の聴取や弁明の機会等を与えずに罰する
さて,これらの行動によって,相手は考えを改めて,しっかりと行動改善をし,その後のあなたとの関係も良好になったでしょうか。
おそらく,多くの方は,そうはならず,「あいつほんと話がわからないやつだな。ダメだこれは。」と匙を投げられたのではないでしょうか。
実際,こちらがどんなアプローチをしても行動を改善しようとしないという人も中にはいます。そういう人について匙を投げるのは致し方ないでしょう。
しかし,上記の3つのような手法とは異なるアプローチを行うことにより,行動改善を促すことができる場合も少なくないはずです。
具体的には,以下のようなアプローチを試してみましょう。
1,その人の言い分を,その人が「十分自分の話を理解してもらった。」と思えるまでとことん聴くこと(=傾聴)
⇒重要なのは,相手が満足するまでとことん聴くことです。もちろん,大した理由もなく悪ふざけで問題行動をしていたり,単に短期的欲求を満たしたいがために問題行動をしているケースも多々ありますが,そういう人は,何かしら日々の生活において5つの欲求(※過去記事参照)のいずれかが満たされていないために,そのような行動に出ます。その情報を得ることが重要です。また,傾聴そのものが,相手のこちらに対する信頼度を高めるので,自然とこちらの話に耳を傾けてくれるようになります。
2,傾聴により得られた情報を基に(あるいはそれ以外の手段により得られた情報を基に)相手の欲求充足のフォローをする。
⇒その人の抱えている問題を一緒に解決しようとすることが効果的です。これも,実際に相手の問題を即座に解決できないとしても,相手のこちらに対する信頼度が高まるため,いずれにしても「相手の行動改善を促す」という目的の達成には効果性があります。
3,(そもそも自分にはまともに話もしようとしない相手であれば)相手が話をする気になる別な人とチームを組み,その人に上記1や2をやってもらう。
⇒「今さら『話を聞かせてくれ』と言っても,相手は何も話そうとしないんです・・・」という状況の場合は,これが効果的です。
お気づきになられた方もいらっしゃるかと思いますが,結局は,人間関係を破壊する習慣を使わずに,良好にする習慣(※詳しくはこちら)を使ってアプローチをするということが最重要ポイントなわけです。
さて,ここまでお読みいただいた方の中には,「そもそも問題行動をする方が悪いのに,なぜわざわざこっちがそんなに気を使ってやらなきゃならないんだ。」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
そのような考えがおかしいとは私も思いません。結局は費用対効果の問題です。
つまり,あなたの目的・目標の達成に向けて,その人の行動改善を促すために尽力することが第1象限(緊急かつ重要)ないしは第2象限(緊急ではないが重要)なのであれば,それだけのコスト(=労力)をかける意味があるといえるでしょう。
逆に,第3象限(緊急だが重要ではない)ないしは第4象限(緊急でも重要でもない)に当てはまるのであれば,目的・目標達成との関係で費用対効果が悪い(=割に合わない)といえるのでしょうから,無理にその人の行動改善を促す必要はないでしょう。
と,説明するのはさほど難しいことではありませんが,以上のようなことを実際に全て自分1人で考え,具体的な打ち手を計画し,実行するのは相当大変な作業です。
そんな時は,ぜひ私を活用してくださいね。
具体的な打ち手を一緒に考えることはもちろんですが,必要であれば私が相手の方とお話しするということが効果的なケースもあります。
それに,外部の専門家に相談するだけでも,かなり気持ちが楽になったり,勇気が湧いてきたりすることも少なくありません。
悩んでいる時間そのものがもったいないですから,使えるものは何でも使っちゃいましょう!!