北海道札幌市の法律・交通事故をメインとした法務、企業のコンプライアンス・業務効率化をサポート

お知らせ / ブログ [ Information & Blog Single ]

20212.17

「事実」と「認識」は全然違う!!



※↑本記事のエッセンスを動画でもお伝えしております。


私たち法曹関係者の業界においては誰しもが意識していることですが,
人が誰かに対して語る内容は,あくまでその人の「認識」であって,
実際に起こった出来事としての,ありのままの「事実」ではありません。


人は必ず,自らが五感で体感した出来事について,人それぞれの考え方,
価値観,尺度等に基づく『解釈』を加えた上で,脳内にインプットしています。


ですから,人が体験談として語る内容は,どうしてもその人自身の考え方や
価値観という,いわゆる「バイアス」がかかってしまいます。そのため,原則として,実際に起こった出来事がありのまま100%示されているとはいえないわけです。


とまあ,このような理論的な説明内容そのものについては,多くの方は
あまり違和感はないところではないかと思います。


では,実際のところ,皆さんは,ご自身の実生活において,他者の語る言葉の内容を,実際に起こったありのままの「事実」として捉えて行動を選択している場面はないでしょうか?


直接の会話はもちろんですが,マスコミの報道内容や,Twitterのトレンドに上がっている(バズッた)つぶやき等,ネット上の様々な他者の発信情報等も,全て同じことが当てはまります。


他者の発する情報の内容を全て「疑わしい」ものとまで捉える必要はありませんが,常に,「その人の視点から,その人の解釈の元に語られている内容である」ということを前提としておくと,他者の言葉に悪い意味で振り回されることという状況を回避することができます。


逆に言えば,皆さんご自身が,ご自身の体験談として他者にお話ししている内容も,原則として,100%ありのままの事実を正確に伝えられているわけではない,ということを念頭においておいてくださいね!