2016 12.15
皆さんにとって,「勇気」とはどんな概念でしょうか。
あるいは,「勇気」という言葉を聞いた時,どんなことをイメージするでしょうか。
私は,「勇気」とは,『自らの信念を貫くため,安全圏の外側へと出ていく際に用いられるエネルギー』と考えています。
ここでいう「信念」には,こうと決めた「決断」や,「理念」,「想い」といった言葉で表現される概念も含まれると考えられます。
したがって,私の解釈では,「勇気がある」というのは,『自らの信念を貫くため,安全圏の外側へと出ていく際に用いられるエネルギーを持っている。』という意味になります。
考えてみてください。
皆さんは,どんな場面で,勇気を振り絞っているでしょうか。
人それぞれ色々あるとは思いますが,困難に打ち克とうとしている状況や,何らかのリスクを引き受ける必要がある状況のように,恐怖や不安を抱えながら一歩踏み出す状況を思い浮かべた方が多いのではないでしょうか。
私も,勇気が必要な具体的場面というと,上記に例示したような場面を思い浮かべます。
では,このような場面では,なぜ「勇気を振り絞る」必要があるのでしょうか。
それは,自分が安全だと考える領域(現状維持もしくは後退する領域)の外へと足を踏み出すからに他なりません。
困難を乗り越えるためには,何らかの努力が必要となります。したがって,多少なりとも,現在の位置よりも自らを高みへと上げていく必要があります。
何らかのリスクを引き受けるという行為は,そのリスクが顕在化した際に起きる問題への対処を必要とされるという点で,そのような危険性がない安全地帯から出る行為と言えます。
こういった,恐怖や不安を抱えながら一歩を踏み出すという行為は,未知の領域,すなわち,安全かどうかわからない領域へと出ていく行為にほかなりません。
このように,人は,自らが安全圏と考える領域(努力・変化・創造・工夫等を求められない領域)から外へと出ようとする際に,勇気を必要とするのです。
では,どうしたら人は「勇気」という名のエネルギーを生み出せるのでしょうか。
勇気のあるなしは天性の才能であり,元々勇気を持っていない人はどうしようもない?
そんなことはありません。
勇気は誰でも生み出せるエネルギーです。ここに例外はありません。
老若男女問わず,本当に誰でも勇気を生み出すことは可能です。
例えば,私の息子は今1歳4か月ですが,歩き回れるようになり,世界が様々に広がっているようで,好奇心旺盛にいろんなことをします。
親としては,食べられないものを食べようとしたり,危ないものをつかんだりしようとすることがあるので,ハラハラしながら見守るわけですが,このような行動は,まさに「安全圏の外側へと出ていく行為」ですよね。
もちろん,まだ赤ちゃんなので,自分の安全圏というものがよくわかっていないということもあるにせよ,この「好奇心旺盛に何でも挑戦していく」という姿勢は,やはり勇気のなせるものでしょう。
そして,大人の世界では,赤ちゃんの頃は当たり前だった「好奇心旺盛に何でも挑戦していく」ということがいつの間にかできなくなっている人が大半ですよね。
できている人は周りからうらやましがられます。
皆さんの周りにも,そういう方はいらっしゃるのではないでしょうか。
そして,そういう人を「羨ましいな~」と思ったことがある方も少なくないのではないでしょうか。
でもね,そんな風に思った方も含めて,元々はみんな赤ちゃんの時には勇気を持っていたんですよ。
それが,いろいろな経験を経るにつれて,いつの間にか自分の中の勇気の蛇口を固く固く閉めてしまって,今に至っているだけなんです。
では,どうしたらその閉めすぎた蛇口を開放することができるのか。
・・・というところで,後編に続きます。
後編では,勇気の出し方について,私自身の具体例を交えて掘り下げていきますので,お楽しみに!!
あるいは,「勇気」という言葉を聞いた時,どんなことをイメージするでしょうか。
私は,「勇気」とは,『自らの信念を貫くため,安全圏の外側へと出ていく際に用いられるエネルギー』と考えています。
ここでいう「信念」には,こうと決めた「決断」や,「理念」,「想い」といった言葉で表現される概念も含まれると考えられます。
したがって,私の解釈では,「勇気がある」というのは,『自らの信念を貫くため,安全圏の外側へと出ていく際に用いられるエネルギーを持っている。』という意味になります。
考えてみてください。
皆さんは,どんな場面で,勇気を振り絞っているでしょうか。
人それぞれ色々あるとは思いますが,困難に打ち克とうとしている状況や,何らかのリスクを引き受ける必要がある状況のように,恐怖や不安を抱えながら一歩踏み出す状況を思い浮かべた方が多いのではないでしょうか。
私も,勇気が必要な具体的場面というと,上記に例示したような場面を思い浮かべます。
では,このような場面では,なぜ「勇気を振り絞る」必要があるのでしょうか。
それは,自分が安全だと考える領域(現状維持もしくは後退する領域)の外へと足を踏み出すからに他なりません。
困難を乗り越えるためには,何らかの努力が必要となります。したがって,多少なりとも,現在の位置よりも自らを高みへと上げていく必要があります。
何らかのリスクを引き受けるという行為は,そのリスクが顕在化した際に起きる問題への対処を必要とされるという点で,そのような危険性がない安全地帯から出る行為と言えます。
こういった,恐怖や不安を抱えながら一歩を踏み出すという行為は,未知の領域,すなわち,安全かどうかわからない領域へと出ていく行為にほかなりません。
このように,人は,自らが安全圏と考える領域(努力・変化・創造・工夫等を求められない領域)から外へと出ようとする際に,勇気を必要とするのです。
では,どうしたら人は「勇気」という名のエネルギーを生み出せるのでしょうか。
勇気のあるなしは天性の才能であり,元々勇気を持っていない人はどうしようもない?
そんなことはありません。
勇気は誰でも生み出せるエネルギーです。ここに例外はありません。
老若男女問わず,本当に誰でも勇気を生み出すことは可能です。
例えば,私の息子は今1歳4か月ですが,歩き回れるようになり,世界が様々に広がっているようで,好奇心旺盛にいろんなことをします。
親としては,食べられないものを食べようとしたり,危ないものをつかんだりしようとすることがあるので,ハラハラしながら見守るわけですが,このような行動は,まさに「安全圏の外側へと出ていく行為」ですよね。
もちろん,まだ赤ちゃんなので,自分の安全圏というものがよくわかっていないということもあるにせよ,この「好奇心旺盛に何でも挑戦していく」という姿勢は,やはり勇気のなせるものでしょう。
そして,大人の世界では,赤ちゃんの頃は当たり前だった「好奇心旺盛に何でも挑戦していく」ということがいつの間にかできなくなっている人が大半ですよね。
できている人は周りからうらやましがられます。
皆さんの周りにも,そういう方はいらっしゃるのではないでしょうか。
そして,そういう人を「羨ましいな~」と思ったことがある方も少なくないのではないでしょうか。
でもね,そんな風に思った方も含めて,元々はみんな赤ちゃんの時には勇気を持っていたんですよ。
それが,いろいろな経験を経るにつれて,いつの間にか自分の中の勇気の蛇口を固く固く閉めてしまって,今に至っているだけなんです。
では,どうしたらその閉めすぎた蛇口を開放することができるのか。
・・・というところで,後編に続きます。
後編では,勇気の出し方について,私自身の具体例を交えて掘り下げていきますので,お楽しみに!!