2016 06.30
皆さんは,「リーダーシップ」とは何か?と聞かれたら,どんな風に答えるでしょうか。
リーダーシップって,日本語で一言に訳しにくい言葉ですよね。最早和製英語になっているといっても過言ではない気がします。
さて,リーダーシップを辞書で引くと,
「1 指導者としての地位・任務。指導権。 2 指導者としての素質・能力。統率力。」
となっていました。
これでもピンときませんね(苦笑)。
こんな時は,アメリカのリーダーシップの権威であるスティーブン・R・コヴィー博士に聞いてみましょう!!
コヴィー博士は,著書「第8の習慣」の中で,リーダーシップを以下のように定義しています。
「リーダーシップとは,人々にその人自身の人間としての価値と可能性を明確に伝え,自分の目で見えるようにすることである。」(「第8の習慣」・152頁)
上記定義の中で最も重要なキーワードは,「人間としての価値と可能性」ですね。
リーダーシップの本質は,一言でいえば,「人の価値と可能性を引き出すこと」と考えられます。
リーダーの最も重要な役割は,組織(グループ)のメンバーについて,本人も気づいていない価値や可能性を引き出して,潜在能力を120%発揮できる状態に導くことです。
リーダーは何のために組織を作るのでしょうか。それは,組織の目的・目標の達成に向けて,たくさんの人たちが集まってシナジーを創り出し,1人では生み出せない大きな大きな価値を創造するためです。
そして,『「7つの習慣」の成長の枠組み』という投稿でもお話ししたとおり,組織がシナジーを生み出すためには,1人1人のメンバーが「自立」していなければなりません(※シナジーを生み出すための相互依存関係に至るには,個々人が「自立」していなければならない,というお話でしたね)。
この「自立」を手助けする,促すことが,まさにリーダーシップなのです。
もちろん,広義には,組織が進むべき道や,採るべき方針を決めること,あるいは,決めた道に向かって進むためのかじ取りを行うことも,リーダーシップの一部ですし,リーダーに求められる重要な役割といえます。
でも,一番大事なことは,メンバー全員を「自立」へと導くこと,これに尽きます。
どんなにやる気のないメンバーがいても,どんなに問題を抱えているメンバーがいても,その人が持っている価値と可能性を信じて信じて信じぬいて,これを見つけ出し,本人に気づかせて自立を促すことができる人が,「真のリーダー」ということができるでしょう。
このような観点でみると,選択理論は,真のリーダーシップを発揮するための1つのツールという側面も見出すことができます。人の自立を促す上で,選択理論に基づくアプローチは間違いなく効果的だからです。
私の尊敬するアチーブメント株式会社の青木仁志社長も,“経営者(上司)は,自ら部下を採用した以上,部下の方から離脱を求めない限り,上司(経営者)の側からは「決して,決して,決してあきらめない」ことが重要である”と説いています。
決してあきらめずに,自分の中に眠っている価値と可能性を信じて向き合い続けてくれる上司であれば,部下は必ず信頼し,ついてきてくれます。
1人でも部下がいるポジションの方,リーダーと呼ばれるポジションにある方は,ぜひ,「真のリーダーシップ」について考えてみてください。
リーダーシップって,日本語で一言に訳しにくい言葉ですよね。最早和製英語になっているといっても過言ではない気がします。
さて,リーダーシップを辞書で引くと,
「1 指導者としての地位・任務。指導権。 2 指導者としての素質・能力。統率力。」
となっていました。
これでもピンときませんね(苦笑)。
こんな時は,アメリカのリーダーシップの権威であるスティーブン・R・コヴィー博士に聞いてみましょう!!
コヴィー博士は,著書「第8の習慣」の中で,リーダーシップを以下のように定義しています。
「リーダーシップとは,人々にその人自身の人間としての価値と可能性を明確に伝え,自分の目で見えるようにすることである。」(「第8の習慣」・152頁)
上記定義の中で最も重要なキーワードは,「人間としての価値と可能性」ですね。
リーダーシップの本質は,一言でいえば,「人の価値と可能性を引き出すこと」と考えられます。
リーダーの最も重要な役割は,組織(グループ)のメンバーについて,本人も気づいていない価値や可能性を引き出して,潜在能力を120%発揮できる状態に導くことです。
リーダーは何のために組織を作るのでしょうか。それは,組織の目的・目標の達成に向けて,たくさんの人たちが集まってシナジーを創り出し,1人では生み出せない大きな大きな価値を創造するためです。
そして,『「7つの習慣」の成長の枠組み』という投稿でもお話ししたとおり,組織がシナジーを生み出すためには,1人1人のメンバーが「自立」していなければなりません(※シナジーを生み出すための相互依存関係に至るには,個々人が「自立」していなければならない,というお話でしたね)。
この「自立」を手助けする,促すことが,まさにリーダーシップなのです。
もちろん,広義には,組織が進むべき道や,採るべき方針を決めること,あるいは,決めた道に向かって進むためのかじ取りを行うことも,リーダーシップの一部ですし,リーダーに求められる重要な役割といえます。
でも,一番大事なことは,メンバー全員を「自立」へと導くこと,これに尽きます。
どんなにやる気のないメンバーがいても,どんなに問題を抱えているメンバーがいても,その人が持っている価値と可能性を信じて信じて信じぬいて,これを見つけ出し,本人に気づかせて自立を促すことができる人が,「真のリーダー」ということができるでしょう。
このような観点でみると,選択理論は,真のリーダーシップを発揮するための1つのツールという側面も見出すことができます。人の自立を促す上で,選択理論に基づくアプローチは間違いなく効果的だからです。
私の尊敬するアチーブメント株式会社の青木仁志社長も,“経営者(上司)は,自ら部下を採用した以上,部下の方から離脱を求めない限り,上司(経営者)の側からは「決して,決して,決してあきらめない」ことが重要である”と説いています。
決してあきらめずに,自分の中に眠っている価値と可能性を信じて向き合い続けてくれる上司であれば,部下は必ず信頼し,ついてきてくれます。
1人でも部下がいるポジションの方,リーダーと呼ばれるポジションにある方は,ぜひ,「真のリーダーシップ」について考えてみてください。