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20167.3

7つの習慣シリーズ⑤ 第5の原則「まず理解に徹し,そして理解される」

第5の習慣「まず理解に徹し,そして理解される」は,公的成功へと至るための具体的なスキルに関する習慣(原則)です。

私は,7つの習慣の中で,この第5の習慣を知った時が一番衝撃を受けました。

そして,この習慣を活用するようになってから,どんどん自己改革が進んでいくことを実感することができました。

それくらい,第5の習慣の原則としての価値はすさまじいものがあります。

さて,前置きはこのくらいにして,具体的な中身に入っていきたいと思います。

皆さんの中で,誰かから何かを相談されたり,あるいは,誰かに対して自分の意見を取り入れてほしいと求める場面等において,まず先に相手の考えや言いたいことを全て理解した上で,それから自分の主張を伝えるという手順を踏んでいる方はいらっしゃるでしょうか。

おそらく,ほとんどの方は,そのような手順を踏まず,端的に自分の主張をできるだけ早く伝えようとされることが多いのではないでしょうか。

「そんなことはない。私はちゃんと相手の話を聞いてから自分の意見を言うようにしている。」という方がいらっしゃいましたら,その方にぜひお聞きしたいことがあります。

あなたは,相手の話を聞いた上で,相手の話を全てあなたが理解していることについて相手に納得してもらってから自分の話をするようにしていましたか?

言い換えれば,相手から聞いた話について自分がどう理解したかを相手に伝え,自分の理解が正しいかどうかを相手に確認したうえで,それから自分の意見を述べるようにしていたでしょうか。

おそらく,そのような手順を踏んでから自分の考えや意見を述べるということをされている方はほとんどいらっしゃらないのではないかと思います。

しかし,それではお互いの間に真の信頼関係を築き,第6の習慣へと進んでシナジーを創造することはできません。

例えば,高校生の子供が,親に対して「もう学校に行きたくない。」などと言ってきたときに,親はどう対応したら,子どもに対する支援としてベストといえるでしょうか。

子供はまだ未熟で,学業や学校生活が将来のためにどれだけ重要なのかをわかっていないと考えて,「ちゃんと学校に行かないといい大学に入れず,結果として将来まともな仕事につけなくなるぞ」と助言することでしょうか。

それとも,子供は単に一時的に甘えたことを言っているにすぎないと考えて,「お前を高校に入れるためにどれだけお父さんとお母さんが苦労したと思っているのだ!!」と叱ることでしょうか。

場合によっては,上記のいずれかの方法で子供が自分の考えを改め,自分の意思で学校に行くという決断をすることもないとはいえないかもしれませんが,おそらくその可能性はかなり低いでしょう。

それよりも,上記のような対応をしてしまった場合,子供は「親は自分の気持ちを何もわかっていない!」と憤って,問題はさらに深刻化する可能性の方が高いと思います。

上記のような場面で最も重要なことは,子供の心の奥の奥をきちんと見つめるべく,話を引き出し,かつ,その引き出した内容に対する自分の理解を子供に伝えることです。

こうすることで,子供は,親は自分の気持ちをちゃんと理解してくれようとしているという安心感を持ち,自分の抱えている不安,ストレス,葛藤などについて聞いてもらいたいという気になるでしょう。

そして,そのような気持ちになった子供から,「自分はどうしたらよいのか。どのような選択をすればよいのか。」という相談があった時に初めて,こちらの考えや意見を述べることで,子供は素直にその意見の内容に対して聞く耳を持つ気になるでしょう。

このように,相手の気持ちの奥底を深く理解するために,相手の話を自分が相手に説明できるようになるまできちんと聴くことを,7つの習慣では「共感による傾聴」と呼んでいます。

真に,相手との間で深い信頼関係を築き,相手に自分の意見を取り入れてもらいたい,あるいは影響力を持ちたい(=相手の上質世界に自分を入れたい)と願うのであれば,共感による傾聴は欠かすことができません。

なぜなら,相手の心の奥底を理解しようと努めなければ,相手の重視している欲求に関する情報を引き出すことはできず,どんな上質世界を持っているのかを知ることはできないからです。

常に,「まずは相手の話(考え,主張,主義)を相手に説明できるレベルまで深く理解するのが先決」と意識しておけば,人間関係は劇的に変化し,必然的に他者への影響力も増大していきます。

ぜひ,共感による傾聴の癖を身につけていきましょう!