2016 06.06
おススメビジネス書① ダグラス・ストーン外・「話す技術 ・聞く技術 交渉で最高の成果を引き出す『3つの会話』」
こんにちは,弁護士の阿部竜司です。
私はビジネス書が大好きで,頻繁に読んでいます。
ビジネス書で学べることは,パフォーマンス(成果)を向上させるために役に立つことはもちろん,良好な人間関係の構築,パワーパートナーへの支援力の増大等,様々な面で役に立ちます。
そんなビジネス書について,私が読んで「これはおススメ!!」と思ったものを,時々ブログで紹介したいと思います。
記念すべき第1回である今回は,私の人生のバイブル10選に認定されている本の1つ,「話す技術・聞く技術 交渉で最高の成果を引き出す『3つの会話』」(ダグラス・ストーン外著,日本経済新聞出版社)です。
この本を初めて読んだときは,興奮が抑えきれず,読んでいる間中ずっとテンションが上がりっぱなしでした。
目からウロコがボロボロ落ちるとかいうレベルではありませんでした。
この本の良いところは,いくつかの章のタイトルを引用するだけで見えてきます。
「第2章 だれが正しいかで論争するのはやめよう。」
「第3章 相手の意図を決めつけてはいけない。」
「第4章 責を負わせるのはやめよう。」
いかがでしょうか。
例えば,「だれが正しいか」という論点で言い争いになり,上司や同僚,家族と険悪なムードになったことはありませんか?
例えば,パートナーの発言や行動の意図を決めつけた結果,後から,「そんなつもりじゃなかったのに…」というような話が出てきて険悪なムードになったことはありませんか?
例えば,仕事や家庭で何か問題が発生した時に,その責任を誰かに負わせるような発言をして(あるいは誰かにそのような発言をされて),結果として問題解決に向けたスムーズな対応が進まなかった経験はありませんか?
この本では,他人との会話やコミュニケーションの中で,人間がしばしば陥りがちなミスや,バイアスについて論理的に紐解いた上で,具体的な会話の例等を織り交ぜつつ,良好な人間関係を構築したり,会話の目的を達成するためにどのような話し方や聞き方をすれば良いのか,という点を,「3つの会話」という明確な指標を基に読者に伝えてきます。
見た目そんなに分厚くないのですが,紙が薄く,実は400頁を超える骨太な一冊です。
そのため,いきなりしっかり通読しようとすると心が折れる可能性があります(苦笑)。
まずは,「はじめに」と第1部(合わせて60頁程度)を読んだうえで,後は目次をみて拾い読み,という読み方からスタートし,本に書いてある内容にどんどん興味が湧いてきたら,一気に全部読む,等の読み方が良いかもしれません。
ちなみに,アマゾンのレビューでは,唯一☆1つと評価しているレビューにおいて,「当たり前のことをやたらと難しく書いてある」というコメントがなされていました。
この本に書いてあることが当たり前に感じる(=当然のごとく行動習慣として身についている)人にとっては,そういう印象になるのかもしれません。
ただ,そのような人はおそらく1000人に1人もいないと思います。私もまだまだ全然身についていません。
書いてある内容が「こんなの当たり前じゃん!とっくのとうに実践してるよ!」というものかどうか,ぜひご一読いただければと思います(^^)
私はビジネス書が大好きで,頻繁に読んでいます。
ビジネス書で学べることは,パフォーマンス(成果)を向上させるために役に立つことはもちろん,良好な人間関係の構築,パワーパートナーへの支援力の増大等,様々な面で役に立ちます。
そんなビジネス書について,私が読んで「これはおススメ!!」と思ったものを,時々ブログで紹介したいと思います。
記念すべき第1回である今回は,私の人生のバイブル10選に認定されている本の1つ,「話す技術・聞く技術 交渉で最高の成果を引き出す『3つの会話』」(ダグラス・ストーン外著,日本経済新聞出版社)です。
この本を初めて読んだときは,興奮が抑えきれず,読んでいる間中ずっとテンションが上がりっぱなしでした。
目からウロコがボロボロ落ちるとかいうレベルではありませんでした。
この本の良いところは,いくつかの章のタイトルを引用するだけで見えてきます。
「第2章 だれが正しいかで論争するのはやめよう。」
「第3章 相手の意図を決めつけてはいけない。」
「第4章 責を負わせるのはやめよう。」
いかがでしょうか。
例えば,「だれが正しいか」という論点で言い争いになり,上司や同僚,家族と険悪なムードになったことはありませんか?
例えば,パートナーの発言や行動の意図を決めつけた結果,後から,「そんなつもりじゃなかったのに…」というような話が出てきて険悪なムードになったことはありませんか?
例えば,仕事や家庭で何か問題が発生した時に,その責任を誰かに負わせるような発言をして(あるいは誰かにそのような発言をされて),結果として問題解決に向けたスムーズな対応が進まなかった経験はありませんか?
この本では,他人との会話やコミュニケーションの中で,人間がしばしば陥りがちなミスや,バイアスについて論理的に紐解いた上で,具体的な会話の例等を織り交ぜつつ,良好な人間関係を構築したり,会話の目的を達成するためにどのような話し方や聞き方をすれば良いのか,という点を,「3つの会話」という明確な指標を基に読者に伝えてきます。
見た目そんなに分厚くないのですが,紙が薄く,実は400頁を超える骨太な一冊です。
そのため,いきなりしっかり通読しようとすると心が折れる可能性があります(苦笑)。
まずは,「はじめに」と第1部(合わせて60頁程度)を読んだうえで,後は目次をみて拾い読み,という読み方からスタートし,本に書いてある内容にどんどん興味が湧いてきたら,一気に全部読む,等の読み方が良いかもしれません。
ちなみに,アマゾンのレビューでは,唯一☆1つと評価しているレビューにおいて,「当たり前のことをやたらと難しく書いてある」というコメントがなされていました。
この本に書いてあることが当たり前に感じる(=当然のごとく行動習慣として身についている)人にとっては,そういう印象になるのかもしれません。
ただ,そのような人はおそらく1000人に1人もいないと思います。私もまだまだ全然身についていません。
書いてある内容が「こんなの当たり前じゃん!とっくのとうに実践してるよ!」というものかどうか,ぜひご一読いただければと思います(^^)