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20162.10

阿部竜司の具体的使い方【第1回】~社員研修講師としての利用について①~

みなさんこんにちは!

弁護士の阿部竜司です。

今回から,連続もので,「弁護士阿部竜司の具体的使い方」シリーズを投稿していきたいと思います。

 

第1回は,経営者様向けのページにおいてご提示させていただいている「社員教育の研修講師としての利用」という使い方について,特に「問題解決に関する原則」という点にスポットをあててお話しさせていただきます。

 

問題解決における原則とは『目的・目標を確定させること』である

 

一口に「問題解決」といっても,それだけで本屋さんに行ったら棚の半分以上が埋まるほど何かしらの本があるくらい(※ちなみに,アマゾンで「問題解決」で本を検索したら2145件ヒットしました。),ビジネスではよく使われている言葉ですが,案外,問題解決についてきちんと理解されている方は多くないのではないでしょうか。

私の個人的な理解ですが,「問題解決」とは,一言でいえば『一定の目的・目標を達成する上で障害となる事象(=問題)を取り除く(=解決する)こと』をいうと考えられます。

上記の定義について具体的に考えてみましょう。

あなたがある会社の経営者であったとして,部下との人間関係があまりうまくいっていないとします(例えば,こちらの指示は守ってくれるが,あまり愛想がいい部下ではなく,コミュニケーションがとりにくいといったような状況を想定してみましょう。)

さて,このように,部下との人間関係があまり良好ではないという状態は「問題」であり,「解決」の必要性があるでしょうか。

部下との人間関係は良好であるに越したことはないのだから,あまりうまくいっていないという状態は「問題」であり,(時間や労力に制約がないとすれば)これを「解決」して,より良い人間関係の構築に努めるべきではないか,という考え方もありそうなところかと思います。

ただ,上記の定義との関係では,これが「問題」であり,「解決」の必要性があるといえるかどうかは,あなたの会社においてこの部下をどのような目的・目標をもって雇用しているかによって変わることになります。

つまり,(例え部下とコミュニケーションがとりづらかったとしても),あなたがその部下を雇用した目的・目標の達成に向けてあなたが期待する業務を,当該部下がこなしてくれているのであれば,あなたと部下との人間関係がうまくいっていないという状況は,『一定の目的・目標を達成する上で障害となる事象』ではないということになり,「解決」の必要な「問題」ではないということになります。

これに対して,あなたと部下との人間関係がうまくいっていないことにより,部下のモチベーションが下がっており,十分な生産性を発揮してくれておらず,あなたがその部下を雇用する目的・目標の達成に支障が出ているような状況であれば,そのような状況を改善するという形で「解決」をすべき「問題」が生じているということができるでしょう。

 

このように,何が「問題」で何が「問題」ではないのか,ということは,全て,あなたが定めている目的・目標次第で決まるということになります。

 

逆に言えば,あなたが何のために(=どのような貢献をするために)会社を経営しているのかという目的や,その目的を達成するための具体的な目標が定まっていなければ,「解決」の必要な「問題」かどうかを判断することはできないということです。

 

上記はビジネス現場における例ですが,家庭内でも同様です。

 

配偶者や子供との関係がうまくいっていないとしても,そのことがあなたの人生における目的・目標の達成に支障となるわけではないのであれば,それはあなたの人生において解決すべき問題とはならないといえるでしょう(そのような方はほぼいらっしゃらないとは思いますので,極端な例ではありますが。)。

 

結局は,会社で言えば事業の,個人で言えば人生の目的・目標を明確化しなければ,解決すべき問題は見えてこないということです。

 

このようなことを,ワークショップ形式で個々人に考えていただき,また,同席者と意見交換をしていただきながら学んでいただく研修を準備しております。

もちろん,経営者の方からの個人的なご相談で,上記のような内容を含めたマインドセットに関するセッションも実施しております。

 

上記のような研修やセッションを検討したいので詳しい内容を教えてほしいというようなご相談につきましては無料で承っておりますので,ぜひお気軽に弁護士阿部竜司までご連絡ください(連絡先はこちらです⇒http://www.ralo.jp/#secContact