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201610.15

人間関係を良好にするコツ④~みんなちがって,みんないい~

「みんなちがって,みんないい」

大正時代から昭和初期にかけて活躍された童謡詩人である金子みすゞさんの詩から引用させていただきました。

人間関係を良好にするための考え方として,これほど端的に真理を表現している言葉はないのではないかと思います。

私たち日本人は,なぜか,学校教育や家庭生活において,「人と同じであること」に価値があると教えられて育ちます。

そして,人と違うことや,人と違う考え方は恥ずかしいとか,おかしいという風にとらえる習慣が形成されてしまいます。

その結果,学校では,しばしば人と違う個性を発揮する子がいじめられるという現象が起きます。

また,大人の社会では,多くの組織において,過去に前例のないことをしようとする人は煙たがられたり,合理的な理由もなくアイデアを潰されたりすることが当たり前になっています。

しかし,本来,「人と同じであること」には大きな価値は存在しないはずです。

だって,「人と同じ」だとしたら,例えば誰かに何かを頼みたいと思ったときに,頼む相手はその人じゃなくてもいいということになりますよね。

マーケティングの世界ではわりと当たり前のことで,売れるためには競合他社との差別化が必要である,というのはビジネスマンであれば誰でも耳にしたことのある概念だと思います。

ところが,人間関係になると途端にこのような普遍的な原則を誰も意識しなくなってしまいます。

口では「差別化が重要だ!!」と言いながら,メンバーが他の人と違う考え方や行動をしていると,「なんで他の人と同じようにしないのか。」と非難する。

矛盾を感じてしまいますよね。

本来,個性の異なるものが集まることは,より大きな価値を生み出すために必要不可欠な要素です。

なぜなら,複数の異なるものが合わさることで,相乗効果(シナジー)が生まれるからです。

例えば,以前のブログでもお話ししていますが,鉄と鉄をいくら掛け合わせても,強度は質量の分しか増えません。

ところが,鉄とクロムとニッケルを掛け合わせると,それぞれの強度を単純に合計した値よりも43%も強度が高い合金ができあがります。

異なる性質の融合でしか,このようなシナジーは発生しえません。

実際,チームで仕事をする場合には,メンバー各人が,他のメンバーにはない長所をそれぞれ持っている方が良い成果が上げられるであろうことは,想像に難くないと思います。

かく言う私の場合,細かい事務作業や確認作業,計算等々は不得意なので,そういう仕事が得意なスタッフに助けてもらって,自分にしかできない仕事に集中させてもらっています。

本当にありがたいなぁといつも感謝しています。


ご自身の人間関係をもっと良好にしたいと思っていらっしゃる方は,ぜひ,「みんなちがって,みんないい」という原則を意識してみてください。

もちろん,時にその違いに苛立つことや,ストレスを感じることがあることは否定しません。

私も,他者との価値観の相違に「うっっ!!」と瞬間的苛立ちを感じることはしばしばあります。

しかし,そのような違いこそが自分やチームの目的・目標達成にとって重要なことであることを知っているので,その苛立ちは長くは続きませんし,まして,「自分と違う考え方だからこいつはダメだ。」というような発想を持って,不必要に他者との距離を開けるようなことはしません(※反社会的な行動をとる人などは例外です)。

自分と他者との考え方や価値観の違いは,自分の目的・目標達成のために重要なことであり,大きな価値を持っているということをぜひ意識してみてくださいね!