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201610.12

人間関係を良好にするコツ③~人は理屈では動かないという原則を知る~

皆さんは,何かしら他者に対してアクションを求めようとする際に,正論や理屈,物事の道理等を相手に伝えることで相手を動かそうとしてうまくいかなかったご経験はありませんか?

私は数えきれないほどあります(苦笑)。

そんな時,きっと多くの方がこう思ったことでしょう。

すなわち,『なんでこっちの言っていることの方が明らかに正しいのに,この人は言うことを聞かないのだ!?頭おかしいんじゃないのか!?』と。

ところがどっこい,別にその相手は頭がおかしかったわけではないんですね(※まあ,本気でそう思っている方はいらっしゃらないと思いますが笑)。

単に,あなたの正論,あなたの理屈が行動の動機にならなかったというそれだけの話なのです。

人は,正論や物事の道理,理屈などを言われたらそのとおりに動くマシーンではありません。

人が動くのは,あくまでその人自身が,行動に対して一定の動機を形成した時だけです。

その動機は様々ですが,大きく分けると2種類です。

快適感情を得るためか,苦痛感情を避けるためのどちらかです。

この動機は,あくまで本人が自ら考えて行動の選択へとつながるものであり,誰かに強制されるものではありません。

また,正論や理屈を言われたからといって形成されるとも限りません。

したがって,過去にあなたが正論や理屈を言っても動かなかった相手は,単に,あなたの正論や理屈を根拠とする行動要請を受けても,行動の動機付けにつながるほどの快適感情の発生もしくは苦痛感情の回避を見出せなかっただけなのです。

ちなみに,この快適感情の発生と苦痛感情の回避という動機付けと密接に関連しているのが,人それぞれ千差万別の5つの基本的欲求と,その欲求が満たされている人や物や状況のイメージ写真が貼り付けられている理想的な世界(上質世界)です。
(※5つの欲求についてはこちら上質世界についてはこちらご参照ください)

人は5つの基本的欲求のいずれか1つもしくは複数が充足されているときに快適感情を持ち,その逆に,基本的欲求が満たされていないときに苦痛を感じます。

そして,快適感情が発生し続けるような人,モノ,状況こそが「上質世界」なのです。


・部下に効果的に動いてもらいたい

・上司に自分が求めるようなマネジメントをしてほしい

・配偶者にお願いを聞いてほしい

・子供に言うことを聞いてもらいたい

・クレームを言う顧客に怒りを鎮めてもらいたい

・顧客からイエスをもらいたい


等々,誰しも他者とのコミュニケーションの中で,人に動いてもらいたい場面はたくさんあります。

そんな時は,相手に対する自分の要望が正論で理に叶っているかどうかよりも,相手が快適感情の発生かもしくは苦痛感情の回避という動機付けを形成するような言い方(伝え方),タイミング,伝える人,内容等を吟味することが肝要です。

それによって,圧倒的に人との摩擦が減って,人間関係は良好になりますよ!

どうぞお試しあれ(^^)