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20169.12

私が良好な人間関係の構築にこだわる理由

このブログにおいて,私は頻繁に,企業における上司と部下との人間関係や,家庭内における配偶者間や親子の人間関係を良好にする方法等についてお話ししていますが,これには明確な理由があります。

それは,私たち弁護士のもとに寄せられるご相談内容(トラブルの内容)の大半が,人間関係の悪化に起因するものだからです。

私たち弁護士が受けるご相談事の代表的な分野としては,離婚,相続,労使間紛争,企業間取引,債権回収,交通事故,債務整理等があります。

これらの例のうち,もっぱら個人の経済的事情に起因する債務整理と,赤の他人同士で偶発的に生じる交通事故を除いて,多くの問題は,元々一定の人間関係が構築されている中で発生しています。

そして,ほとんど必ずと言っていいほど,トラブルが起きているときには,その人間関係そのものに問題が生じています。

すなわち,それまでずっと良好な人間関係を保っていたのに,ある日を境に突然紛争が起こるというようなことはほとんどなく,必ず「大変」の前には「小変」があります(※私の心の師である鍵山秀三郎さんのお言葉を拝借しました)。

この「小変」の積み重なりによって人間関係が悪化し,一方が他方に対して不信感を募らせることで,結果として,何か問題が発生した際に当事者間での円満な話合いでは決着がつけられず,ついには弁護士にご相談に来られる,という流れをたどっているわけですね。

そうであるならば,そもそも良好な人間関係を構築し,それを保つことができたならば,世の中から争いごとは大幅に減っていくと考えられます。

だからこそ,「争いのない社会の実現」という人生のミッションを掲げる私としては,ぜひとも良好な人間関係の構築と保持の方法について,1人でも多くの方に知ってもらいたいと考えているのです。

よく,弁護士の仕事は「予防法務」と「紛争解決」であると言われます。

確かに,その2つが弁護士に求められる仕事として重要なものであることは,私も否定するものではありません。

もっとも,これまでの「予防法務」は,『トラブルが起きることを想定して,その場合のリスクを最小限にする。』という視点でなされることが多かったように思われます。

例えば,契約書のリーガルチェックなどは,まさにその典型といえるでしょう。

もちろん,そのような業務も,クライアントの利益を守るためには大事なことですし,実際に問題は起きうるわけですから,備えることは必要です。

ただ,本来的には,そもそもトラブル自体が起きないように事前対応をすることが,究極の予防法務といえるはずです。

それが,まさに,『良好な人間関係の構築』なのです。

人間の主たる生活ステージである職場と家庭における人間関係について,これを良好にすることを突き詰めていけば,自ずとそれぞれのステージにおいて堅い信頼関係が生まれ,極端に言えば,契約書等によるリスク対策すら必要なくなる状況へと至ることも不可能ではありません。

私が頻繁に取り上げるリーダーシップ論も,経営者やマネージャーが,7つの習慣に代表される適切なリーダーシップを発揮し,部下との良好かつ上質な人間関係構築(=チームビルディング)により,トラブル予防となることはもちろんのこと,企業の業績向上につながり,結果として明るい豊かな社会の形成につながっていくという法則があるからこそ,皆さんにお伝えする価値があると考えて発信をしています。

今後も,『究極の予防法務』の一環として,良好な人間関係の構築や,リーダーシップ論,効果的な人の動かし方についてお話ししていきますので,どうぞお楽しみに(^^)!