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20168.9

関心の輪と影響の輪

皆さんは,普段どんなことに時間・お金・エネルギーを費やしているでしょうか。

今日は,「7つの習慣」における第1の習慣「主体的であること」の理解を深める概念である『関心の輪と影響の輪』について考えてみたいと思います。

『関心の輪』というのは,気になっていること,楽しみにしていること,心配していること,不安に思っていることなど,広く関心を寄せている事柄すべてを視覚的に輪の形でイメージしたものです。

これに対して,『影響の輪』とは,『関心の輪』の中にある事柄のうち,自分自身でコントロールできる(影響を与えられる)事柄に絞って形成された輪をいいます。

図示するとこのような感じです。

 



※フランクリン・プランナージャパンのサイトより引用
http://www.franklinplanner.co.jp/learning/selfstudy/ss-11.html

上図では,顧客の予定,過去の失敗,景気,上司の態度,天気といったものが『関心の輪』の中に入っています。

これらは,確かに気になる事柄ではあるものの,自分ではコントロールできないものですよね。

他方,『影響の輪』の中には,仕事への取り組み方,自分の態度や言葉,健康管理といったものが入っています。

いずれも,自分自身でコントロールできることですよね(※意志が弱くてコントロールできないというのはナシですよ笑)

自分自身でコントロールできることというのは,選択理論では2つに絞られていましたね。

そう,「思考」と「行為」です(復習はこちらから)。

仕事への取り組み方,自分の態度や言葉,健康管理は,いずれも,思考と行為をコントロールすることでいくらでも変えられる事柄ですよね。

逆に,『関心の輪』だけに入っているものたちは,いくら自分の思考と行為を変えたとしても,変えようがありません。

「主体的であること」とは,自分自身の『関心の輪』の中身における『影響の輪』を可能な限り拡大していくことということができます。

逆に,主体的な生き方をせず,反応的な生き方(自分の思考と行為に責任を持たず,人生を他者に依存している生き方)を続けていくのは,影響の輪を縮めていくことということができます。

図で示すと以下のような感じです。



※リクルートマネジメントソリューションズのサイトから引用
https://www.recruit-ms.co.jp/service/seven-habits/column/0000000009.html

自らの人生の目的・目標を達成していくためには,上記図2と図3,どちらの状態が望ましいといえるでしょうか。

ここまでのお話の流れで予想がつくかと思いますが,もちろん図3の状態です。

図2の状態は,自分ではコントロールできないことにフォーカスし,自分自身で道を切り開くための選択と集中ができていない状況です。

これに対して,図3は,自らコントロールできることにフォーカスすることで,日々,自分で設定した課題をクリアすることや,日常の中で生じた問題を解決するための選択と集中ができている状況です。

どちらが人間としての成長につながるか,言うまでもありませんよね。

「成功は成長の果実」(青木仁志)ですから,影響の輪を拡大する習慣形成をすることにより,成長が促進され,結果として人生の成功へと近づいていくことになるわけです。

以上のお話と非常に近似するお話を,大久保寛司さんが,「悩む」ことと「考える」ことの違いに関するお話の中でされていらっしゃいましたので,ご紹介します。

寛司さん曰く,

「悩む」というのは,例えば,『明日雨降ったらどうしよう?降るのかな?振らないのかな?』というように,自分ではどうにもならないことについてあれこれと思いを巡らせてしまうこと

「考える」というのは,『明日もし雨が降った場合には,どのように対応しようか。このタイミングで降ったらこうしよう・・・』などというように,発生する出来事に対して自分がどう対処するかについて思考を巡らせること

だそうです。

いかがですか?

悩む=関心の輪にフォーカスすること

考える=影響の輪にフォーカスすること

と整理できますよね。

コヴィー博士も,寛司さんも,人と組織の成長について学びに学びぬき,考えに考え抜き,そして経験を積み重ね続けてきた権威ですので,言葉の表現は違っても,根幹は同じなのだと思います。

ぜひ,影響の輪を拡大する人生を共に歩んでいきましょう!