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20167.12

企業の成長とは社員の人間としての成長である

昨日に引き続き,伊那食品工業株式会社の塚越会長のお言葉から引用させていただきました。

塚越会長は,企業の成長とは全社員が人間として成長することであり,売上げや利益の向上は,社員が人間として成長することにより生じる結果にすぎないと言い切ります。

そのような信念のもとに経営を行っていることから,伊那食品では,売上げや利益に関する数値目標を立てたことは一度もないそうです。

そんなことをしなくても,社員が幸せになるように,社員が人間として成長するようにという会社作りをとことん追求していけば,自ずと売上げや利益は上がってくるのだ,という確かな自信(実体験)に裏打ちされた含蓄のあるお言葉です。

実際,論理的に考えてみても,社員が人間的に成長すれば,以下のような様々なプラス効果が生まれます。

・単純に生産性が向上することにより,コストが削減される

・新製品の開発等に関する新しいアイデアが生み出される

・取引先との関係が円満になり,仕入れや販売がより円滑になる(+困った時に助けてもらえる)

・営業によるマーケット拡大が促進される

これはほんの一例に過ぎないでしょう。
他にもたくさんありますね。

こうして考えると,会社経営において,いかに社員の幸福の実現を追求することが大事かということがよくわかります。

ちなみに,社員の幸福の実現を追求するというのは,リーダーシップそのものです。

おさらいですが,リーダーシップとは,『人の価値と可能性を明確に伝え,その人自身の目で見えるようにすること(自分自身で自覚させること)』です。

塚越会長は,全ての社員さんに対し,自分たちは人として成長し続けられるという価値と可能性,そして,そのことによって自分たちの人生は幸せへとつながっていくのだという価値と可能性を明確に伝え,社員さん自身の目で見えるようにすることで,年輪経営を実現し続けてこられました。

だからこそ,伊那食品は常に年輪のごとく着々と成長を続け,社員さんは,誰からも指示・命令されなくても,誰にも見てもらえなくても,自ら早朝や休日といった勤務外の時間に丹念に掃除をするような素晴らしい人格を有するに至っているわけですね。

 

塚越会長のお言葉でもう一つ印象的なものがあります。

それは,漢字の「優」という字についてのお話です。

『「優」という字は,「人」と「憂う」が合わさっていますよね。だから,「優しい」とは,「人のことを思いやる」,「思いやりがある」という意味なんですよ』と塚越会長はおっしゃいます。
(※ちなみに,「憂う」は辞書的には「心配する」というような意味ですが,人を憂うという言葉においては,「思いやる」という言葉が意味としてしっくりくると思います。)

そして,「優秀」というのは「優」に「秀でる」なので,思いやりの心が(人より)秀でているという意味なのだ,ともおっしゃいます。

このような解釈を踏まえますと,優秀なリーダーというのは,“チームのメンバーを思いやる心が誰よりも秀でていて,メンバーの価値と可能性を引き出して本人に気づいてもらうことができる人”

という解釈にたどりつくことができます。

いかがでしょうか。

自分が所属するチームのリーダーがこのような人物だったら最高ですよね!

逆に,自分がリーダーとしてチームを引っ張るときには,ぜひともこのような人物であり続けたいですよね!

私もまだまだまだまだなので,「優秀なリーダー」となれるよう,共に学び続けていきましょう!!