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20166.29

7つの習慣シリーズ④ 第4の習慣「Win-Winを考える」

先日投稿した『「7つの習慣」の成長の枠組み』の中で,第4~第6の習慣は,「公的成功(相互依存」,すなわち自立した個人同士がお互いに良い影響を及ぼし合って,個々人それぞれ単独では生み出せないような大きな価値を創造するという成功領域に達するための習慣形成であるというお話をしました。

今日は,公的成功のための根本となる“姿勢(マインド)”というべき第4の習慣「Win-Winを考える」についてお話ししたいと思います。

2人以上の人間が存在するときに,人は,自分と相手との関係について以下の5つのどれかのパラダイムを持って,相手と接します。

① Win-Lose

② Lose-Win

③ Lose-Lose

④ Win

⑤ Win-Win


①Win-Loseタイプは,「とにかく自分が相手よりも大きな成果を得たい」,「相手を打ち負かして優越的地位に立ちたい」,「自分の方がより特別でありたい」,というように,自分と相手との関係を優劣や上下で考える思考タイプです。

②その逆に,Lose-Winタイプは,相手と諍いになったり競争するのは嫌だから,自分が譲る,自分のことは二の次で良い,という思考タイプです。

③Lose-Loseタイプは,相手が成功したり,良い思いをすることは気に入らないので,自分も泥沼に浸かってでも相手を泥沼に引きずろうとする思考タイプです。

④Winタイプは,相手がどうなろうと関係ない,とにかく自分さえよければ良い,という思考タイプです。Win-Loseタイプとの違いは,相手との優劣を問題にしておらず,自分自身の損得のみにベクトルが向かっているという点です。

⑤Win-Winタイプは,「自分も相手もお互いに望みを叶えることが最上である」,「自分も相手も成功する道を探すべきだ」という思考タイプです。


上記の5つのパラダイムは,例えばスポーツ競技であれば必ず勝ち負けがある以上,勝つためにWin-Lose思考が必要になる時があったり,あるいは,長期的な目標達成との関係で,一旦は自分の意見を引っ込めて相手方の意見を優先するようなLose-Win思考が必要になる場合もあるなど,どれが良くてどれが悪いということは一概にはいえず,人生における様々な場面で使い分けられるべきものといえます。

ただ,そうはいっても,やはり原則としては⑤Win-Winタイプが望ましいでしょう。

自分と相手とでシナジーを創造し,社会全体の幸福を創り上げていくためには,双方のWin-Winを考えるという姿勢が絶対的に重要です。

こういう話を聞くと,「自分に対して腹立たしい行為をしてきた相手とWin-Winになるなんて無理だ」とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。

人間ですから,相手によってはWin-Winを目指すことが困難なときもあるでしょう。

そんな時は,「Win-Win or No deal」(Win-Winもしくは取引なし)思考でいきましょう。

シナジーを生み出せないであろうと考える相手と無理に付き合う必要はありません。例えば,どうしても分かり合えない(=Win-Winを見出せない)経営者の下で無理に働き続けるくらいなら,退職して別な環境に身を置くという選択肢もあります。

但し,「No deal」を選択する際に,ついでに相手を貶めてやろうとか,出し抜いてやろうとか考えてしまうと,それは既にNo dealではなくLose-Lose思考に近づいており,ダメージを負うことになってしまいますから,そこは気をつける必要があります。

(上記の例でいえば,きちんと筋を通して後腐れなく退職すればよいところを,わざわざ,突然のLINEによる「辞めます」の一言で済ませたり,辞めた後にSNSで会社や経営者の悪口を言ったりするようなことをしてしまうと,Lose-Loseへまっしぐらという感じになってしまいます。)


Win-Winを考えることは,口で言うのは簡単ですが,実践することは容易ではありません(※「「7つの習慣」全般に言えることでもありますが)。

ですが,Win-Winを考える姿勢が身についてくると,困難な問題や,もつれた人間関係で苦労している時でも,自分が目指す方向はみんなが幸せになる方向なのだ,という自信が持てるようになるので,行動するための勇気がどんどん湧いてくるようになります。

この勇気がなければ,この後に続く第5の習慣及び第6の習慣を通じてシナジーを創造することはできません。

ぜひ,ご自身の原則的パラダイムをWin-Winに置く癖をつけていきましょう!!